- 毒親育ちの生きづらさを解消したい人
- 不安定な気持ちを安定させたい人
- 自己肯定感の低さに悩んでいる人
- 毒親育ちのパートナーと楽しく生きたい人
対処法①:安定型愛着スタイルの人と接する
こういった人は、急に近づいてきたり、反対に急に突き放したりすることがありません。
また自分の不始末を人のせいにしたり、機嫌を過度にうかがってくることも、言うことが日によってころころ変わることもないため、こちらも安心して付き合うことができます。
とはいっても安定型の人も聖人ではないので、気分の悪い日やピリピリしている日もありますが、それを相手のせいにせず、「今日は機嫌が悪くてごめん」「○○があったせいなんだよ」と、自分が原因としてとらえ、伝えてくれます。
安定型の人は、自分のできることととできないことの線引きが明確なので、人に対する行動がぶれません。
もし人と衝突しても、「なぜできないのか」「なぜそう思うのか」を人に対して誠実に説明ができるので、安心感があります。
そういう人と接すると、安心感を得られるだけでなく、健全なコミュニケーションを学ぶことができ、自身のコミュニケーションの仕方もだんだんと変わっていくことができます。
対処法②:信頼できる人に自分について理解してもらう
安定型の人と接しているうち、不安定型の人は、どうしてもコミュニケーションにおいてこじれてくることがあると思います。
過度に裏切られることを心配してしまったり、嫉妬深くなってしまったり、助けてほしい場面で助けてと言えなかったり。
そうすると、安定型の人にとって、なんで疑うの?なんで助けを求めてくれないの?となってしまいます。
しかし、「毒親」という言葉がある程度広まっているとはいえ、毒親について理解のある人は、まだまだ少ないのが現状です。
適切な関係を親と築けている人は、あなたのことを大切に思うあまり、毒親との関係をなんとかしてあげよう、修復する手助けをしてあげようと思ってしまう人も少なくないと思います。
でも、あなたがそれを望んでいない場合、安定型の人は無理やり修復させようとはしませんので安心してください(もしそういう人だった場合は関係を続けなくてOKです)。
自分の弱い部分をさらけだすのは勇気がいります。私も否定されるのが怖いので、毒親との関係性についてはめったに人に言いません。基本的にはそれでいいと思います。
もしあなたが誰かに弱い部分を見せた時、「親にせいにするな」とか、「親のことをそんな風に言うなんて」とか、「過去のことを今更蒸し返すな」と言われたのだとしたら、関係を続ける必要は全くありません!✂
信頼できる人とだけ、付き合いましょう。
対処法③:自己肯定感を上げる
自己肯定感の高め方については、「自己肯定感の教科書」という本が最も名著だと思います。
単なる自己肯定感についての説明に終始せず、具体的な改善方法まで書かれていて、とても参考になります。
毒親に育てられた人は、どうしても自己肯定感が低くなります。
あなたという存在を受け入れてもらえずに、常にNOを突き付けて育ったからです。
「あなたが産まれてきたから貧乏なんだ」、「あなたはお姉ちゃんと比較して出来が悪い」「あなたなんてどうせ・・・」
こんな風に育てられたら自己肯定感が低くなってしまうのも当然なんです。
自己肯定感が弱く育てられた人は、その分、優しい心を持っており、周囲の人の痛みに気づくことができます。
毒親に育てられたからこそ、親と誠実な関係を築けないことの悲しさや、心の痛みを知っており、そういう人に共感できるはずです。
毒親に育てられたからこそ、自分の子供にしてはいけないこと、してあげると嬉しいことがわかるはずです。
自己肯定感の高め方については、長くなるので別の記事でご紹介しますね。
対処法番外編:親になる
親になること、子供を産むことに不安がある人は、下記記事も読んでみてください!
私も子供を産むことは、正直とても怖かったです。
親と同じことを子供にしてしまったらどうしよう、同じような場面でフラッシュバックしたらどうしよう…
実際に子供を産み育てていますが、全くそんな心配はありませんでした。
世界一可愛くて、世界一大切で、そんな存在がこの世にいるのかとも思いましたし、自分のことを無条件に信じてくれる、こんな素晴らしい自分の子供という存在を殴ったりなじったりした毒母ってほんとうに心からろくでなしだったんだなと思うほどです。
子供は、親を無条件に信じてくれます。
子供の心に寄り添うことで、そんな無条件の愛を受け取ることができます。
同じように無条件に相手(子供)を受け入れることで、自分のなかにいる傷ついた子供まで、癒すことができます。
今までの毒だらけの家を捨て、新しい家庭を自分で作ることで、自分も、子供も、配偶者も、みんな必要で価値のある存在になり、愛を分け与えることができる、安心できる環境を得ることができます。
こんな風にされて悲しかった、こんな風に扱われて死にたくなった、だから自分の子供には安心できる環境を与えてあげよう。
そう思えるなら絶対に大丈夫です。
今回の記事はここまでです。お読みいただきありがとうございました!