- 年齢的に親の支配から抜け出すことのできない中学生、高校生、大学生
- 収入面で親の家から逃げることのできない人
- 精神面で病んでいて一人暮らしまでこぎつけられない人
親の家から逃げられない人で、少しでも毒親の負担・ストレスを軽減したい人
この記事は、「毒親からは逃げるのが一番」ってそんなのわかってるけど状況的に無理なんだよ!って人のための内容です。
前段:自分の親は毒親だ、とはっきり認識すること
もし、自分の親が毒親なのかチェックしたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
※毒父編は鋭意製作中です。
また、「親に責められる自分が悪いんだ」と思ってしまっている人は、下記の記事も読んでみてください。
「私の親は毒親!」「俺がつらいのは毒親のせい!」「ヤバい親からなるべく逃げたい!」と思える人は、次に進んでくださいね。
対処法①:毒親の相手は極力しない
毒親は、ちゃんと論理的に話せばわかってくれる人ではありません。
自分の都合の良いようにしか考えられない毒親は、どんなにこちらが論を尽くしても、毒親ならではのトンデモ理論で返されたり、逆切れされたり、揚げ足を取られるような会話にしかなりません。
私たち毒親育ちのストレスをこれ以上増やさないために、とにかく毒親の会話には付き合わないことが何より大切です。
①毒親の愚痴や過干渉、小言へは「断言する」
「はやく結婚しなさい。もういい年なんだから。」
「うんそうだね。でもまだ数年は社会経験を積んでから考えたいと思っていて」
「あなたのために言ってるのよ!○○さん家の子はお医者さんと結婚したらしいわよ!あなたも早く孫の顔を…(エンドレス)」
「…(げんなり)」
「はやく結婚しなさい。もういい年なんだから。」
「私はまだ結婚しません。」
「えっ…なんでよ、あなたのために」
「まだ結婚しません。」
「…」
最初のうちは、「こいつには強く言えば大丈夫」とナメられているので、それでもしつこく言ってくると思います。
でも、私たちと毒親との間には明確な壁があることを示し続けることで、境界線が出来ていき、心の距離をとることができます。
②毒親の理不尽・不機嫌へは「オウム返し」と「意思表示」
できないんじゃないの?」
「あんたってほんとブスよね。鼻もでかいし、彼氏「は?この鼻はお前の遺伝だろ。」
「親に向かってなんて口のきき方○×&%$#」
「お前なんか親じゃないわ#@*△◇(大喧嘩)」
「あんたってほんとブスよね。鼻もでかいし、彼氏できないんじゃないの?」
「今、娘に、ブスって言った?」…A(オウム返し)
「は?え、言ったけど?」
「親にそういう言葉を言われると、とても傷つきます。」…B(意思表示)
「…あっそう」
「傷ついたから自分の部屋に行くね」…C(逃避)
対処法②:接触時間をなるべく短くする
とはいえ、今はコロナ禍で、学生だと学校に放課後残れなかったり、部活も制限されたりで、早く帰らなきゃいけない状況です。
塾もオンラインで自宅にいなきゃいけなかったり。友達の家には遊びに行きにくい。
社会人でも、平日は会社に避難できたのに、在宅ワークしなきゃいけなくなったり(毒親に働いてるところ見られるって最悪ですよね…)。
色々制限が辛いですが、逃げ場をなるべく多く作って、できるだけ接触しないようにしましょう。
- 図書館(無料)
- コワーキングスペース(▲1,000円)
- ファミレス(飲食▲1,000円)
- ネットカフェ(▲1,000円)
- アルバイトを増やす(+収入)
- 公園のベンチ(無料)※
- ショッピングモールのベンチ(無料)
- ブック○フの立ち読み(無料)
- 友達の家(▲お菓子代)
- 塾の自習スペース(▲塾代)
※人通りのない公園は危ないので、普段から人がいるような、ひらけた公園がおススメです。
(カッコ内は6時間あたりのかなりざっくりとした相場です)
社会人ならコワーキングスペース、学生なら図書館がおすすめです。
空調が効いていて、静かで、長時間いてもOKなところが望ましいですね。
地域によりますが、コワーキングスペースは月額を払えば、一日あたりでは安価になるところも結構ありますので、おすすめです!
ブッ○オフには本当にお世話になりました。ありがとうブ○クオフ。3時間立ち読みしたときは、さすがに足が棒のようになりましたが。
対処法③:毒親のプライバシー侵害を軽減する
- 部屋を勝手に漁られる
- 親に財布や通帳を見られる
- スマホを盗み見される
- ゴミ箱を漁られる
まとめ
毒家族は、近づけば近づくほど服毒します。関われば関わるほど、私たちのストレスは膨大なものとなっていきます。
コロナ禍で「家にいなさい」と言うけれど、「家にいる」こと自体がものすごくつらい人だっているのにとずっと思っていました。
「在宅ワーク」が推奨されるのは素晴らしい時代の流れだと思いますが、家が仕事できる環境でない人だってたくさんいるのにな、と。
毒実家で毒親と一緒に暮らす苦痛を、少しでも減らしていきましょう。
精神的に毒親から離れられないという人はこちらの記事もどうぞ。