今回は、毒親のプライバシー侵害の対処法についてお伝えしていきたいと思います。
毒親と同居している方、もしくは毒親と頻繁に接触する人で、
- 部屋を勝手に漁られる
- 親に財布や通帳を見られる
- スマホを盗み見される
- ゴミ箱を漁られる
できるなら毒親とは離れて暮らすのが一番ですが、年齢や就労状況等でそうもいかない方も多いと思います。
前置き:毒親はプライバシー侵害をしていると認知できない
自分が傷ついている、嫌な思いをしていることを伝えることは大切なことではありますが、大抵こんな返答がくるのではないでしょうか。
- あなたが心配だから(過干渉)
- ここは俺の家だ!お前は住まわせてもらっている身だろう!(子供のプライバシー全否定)
- 家族だからいいじゃないか(子供のプライバシー全否定)
- 親は子供を管理する責任がある(親の責任の範疇を超えている)
- 隠すということは何かやましいことをしているんじゃないか(子供を信用していない)
- 部屋があるだけありがたいと思え(もはや会話になっていない)
- 嫌なら出ていけ(もはや会話に…)
書いているうちに、だんだん吐き気がしてきました(笑)
私は毒母に「ここは私の家だ!お前は電気代も出していないくせに!嫌なら出ていけ!」とよく言われていました。
ツッコミどころが多すぎて頭を抱えるしかありませんでしたが、少なくとも、毒親は子供を家族の一員として認識していないことがよくわかります。
ただ、何度も何度も、こちらが嫌な思いをしていると伝えていると、毒親次第では、うんざりして行為をやめてくれる、もしくは頻度が減ることはあるかもしれません。
被害を訴えることで改善する場合もあるため、伝えてみることも一つの手だとは思います。
事態が悪化する場合もあるので、伝える時は親のタイプを見極めてくださいね。
毒親のプライバシー侵害の内容とその対策
①部屋に勝手に入って漁る毒親の対処法
この迷惑行為への対策は以下のとおりです。
対策①:親が部屋に入ってくる理由がなくなるように動く
親が部屋に入ってくるのには何かしら理由があります。
親が部屋に入ってくるスキを断ちましょう!
「最近きれいだし今日は掃除に入らなくていいかな」と思わせることで、頻度を減らせます。
勉強しないときは、部屋から出ましょう。勉強道具を持って、図書館に行くことにしましょう(行くふりだけして、別の場所でもいいと思いますが、アリバイのために道具は持っていきましょう)。
できるならテストでいい点をとっておくと、監視する理由を減らすことができます。
身もふたもないと感じるかもしれませんが、ストレスの軽減のために、図書館、友達の家、学校、自習室、塾のフリースペースなどを有効活用してみてください。
私はよく、誰でも入れる河○塾のフリースペースで本を読んだり、ブッ○オフで立ち読みしたり、学校の部室でぎりぎりまで時間をつぶしたりしていました。
部屋に勝手に親が入ってきて、やめてくれと言っても聞く耳を持ってもらえない、そんな毒親育ちにとって、残念ながら部屋は安息の空間にはなりません。
なるべく毒親につけいるスキを見せず、なるべく自分の部屋にはいないことが、私たちのストレスを減らす一番の方法だと思います。
対策②:第三者から毒親へ指摘してもらう
毒親と同等もしくは立場の強い人から、「子供の部屋には許可なく立ち入るべきではない」「子供の部屋には鍵があって当然」などと指摘してもらいましょう。
立場の弱い子供からの意見は取り合ってもらえなくても、立場の強い人には逆らわずあっさり言うことを聞くタイプの毒親もいます。
親に強く者を言える親戚や祖父母など、自分の味方になりそうな、話を聞いてくれそうな人がいれば相談してみてください。
意外と小さいころに親の過干渉で悩まされきた人は多いと思いますので、話を聞いてくれるかもしれません。
対策③:ドアが開かないような細工をする・鍵をつける
これは毒親のタイプによってはできないかもしれません。
ドア鍵自体は、簡単に取り付けられるものが数千円で売っています。
鍵でなくても、タンスでドアをふさいだり、つっかえ棒で入れないようにしたり、ドアの前にカーテンをつけたり、すぐに部屋の中を確認できなくすることで、「いきなり入ってこられる」ストレスを軽減することができます。
俺の家に勝手に鍵つけやがって!とキレるタイプには、自身の受けるストレス具合と比較して行ってくださいね。
ちなみに私は鍵を付けられなかったので(つけても壊される)、扉とベッドの間につっかえ棒をしていました。
それでも突破され毎回壊されていましたが、いきなり部屋を見られるよりはマシでした。
ただ、毎回相応のストレスはかかっていたので、毒親のタイプ次第では危険な方法だと思います。
②財布や通帳を盗み見る毒親の対処法
「人の財布を盗み見るなんておかしい」と毒親に言ったところで、通じることはありません。
月にいくら使っているか、親が管理して当然!とか、子供の金は親があげたものだから把握して何が悪い!というトンデモ理論を展開してくることでしょう。
対策:現金よりキャッシュレス・紙の通帳よりWEB通帳
財布を覗かれる場合は、現金を持つのではなくなるべくキャッシュレスに移行しましょう。
18歳未満の場合はクレジットカードを持てませんが、クレカ不要のキャッシュレスアプリも多数存在します。
以下のまとめがとてもわかりやすかったので、ぜひ参考にしてみてください。
また、紙の通帳を覗き見られる場合は、WEB通帳へ移行しましょう。
大抵の銀行はWEB通帳を導入していますし、楽天銀行のようにネットバンクを使用するのもいいですね。
③スマホを勝手に見る毒親の対処法
親権があるからといって何をしてもいいわけではありません。
しかし、「スマホを覗くなんて最悪!」と言ったところで毒親が聞くわけもないので、理不尽ですが、自衛しましょう。
対策①:画面ロックをかける
かけていない人はあまりいないと思いますが、なるべく親に推測不可能な暗証番号にしましょう。
誕生日など親の知りうる番号でない、絶対ばれない数字にしましょう。
対策②:親のいるところでスマホを見ない
親のいるところでスマホを使っていると、毒親が(何を見ているんだろう・・・)と気になり、後ろから覗く、あとから置いてあるスマホのロックを外そうとする、などの行為につながります。
親が見ているときはスマホを使わない、スマホを使いたいときは見ていない場所で、そしてなるべく置きっぱなしにしないようにしましょう。
また、覗くだけでなく電話の聞き耳を立てるという毒親も存在します。
なぜこんなに肩見狭い思いをしなければならないのか、憤りを感じてしまいますが、スマホに関しては使用を親に悟られないことが一番かと思います。
④ゴミ箱を漁る毒親の対処法
何を買ってきて食べたとか、外で何をもらってきたとか、全部把握したいんでしょうか。
ゴミ袋にまとめても、開封して漁る場合もあります。恐怖ですね。
対策:見られたくないゴミは外に捨てる
一番回避できるのはこれかなと思います。
見られたないゴミは何重にもガムテープ等で巻いて捨てるなどの方法もありますが、かえって怪しまれるなどのリスクは発生します。
自分でゴミを出すのも1つですが、わざわざ回収して漁る場合もありえます。
見られたくない、指摘されたくないゴミは、ぎりぎりまで保持、もしくはクローゼットなど物の多いところに隠しておき、家を出るときにこっそり持っていき、外で捨てましょう。
まとめ
今回は毒親のプライバシー侵害行動とその対処法をご紹介しました。
どうしても私たちは「これはプライバシー侵害だ!」とか「ほかの親はこんなことしない!」とか、こちらが正当であることを主張したくなりますが、
「自分が絶対」と思っている毒親には通用せず、理不尽な思いをすることと思います。
伝えるときは、シンプルに「私は嫌な思いをしている」とだけ伝えましょう。
色々な手を使っても、それでも突破されたり、無碍にされたりしても、「何を言われようと、私は絶対に嫌だ」という姿勢は崩さないでください。
そういう気持ちを持つことに、どうか罪悪感を抱かないでくださいね。
この記事は以上です、お読みいただきありがとうございました!