自由になる方法(解毒法) PR

【毒親から自由になる②】悪いのはあなたではないことに気づこう

なや
なや
こんにちは、毒親育ちのなやです。
くろ
くろ
今回は、「毒親から自由になるための7ステップ」のうち2ステップ目、「悪いのは親であることに気づく」について紹介していくよ。
【毒親から逃げよう】毒親から自由になるための7ステップこの記事では、毒親育ちが毒親から解放されるための手段を丁寧に紹介しています。毒親育ちが自由になるには手順があり、それを「自分のために」1つ1つステップを積み重ねていくことが大切です。今の自分はどの解毒段階にいるのか、ぜひ参考にしてみてください。...

 

みけ
みけ
自分の親は毒親で、こういう種類の毒親なんだとわかったら、次のステップに進もう!

毒母・毒父のタイプについてはこちら

【毒親6種類・母親編】あなたの毒母はどのタイプ?【特徴を知ろう】毒母の特徴・種類を6パターンにわけて紹介しています。自分の母親は毒親なのではないか?と疑っている方はぜひご覧ください。この記事を読むと、毒母がどの傾向にあるか、育てられた子供にどのような後遺症が現れるかがわかります。...

今回は、子供(自分)が悪いと思わされている呪いについて紹介し、その呪いを解いていきたいと思います。

呪い①:「親は自分を嫌うのは、自分のせい」

みけ
みけ
ぼくの親は、ぼくに辛く当たるんだ…これってぼくのせいだよね?
くろ
くろ
それは違うよ!

どんなタイプの毒親だろうと、子供は親を信じようとします。

「自分が悪いから、親は自分を嫌うのではないか」

「自分が怒られることをするから、親は自分に辛く当たるのではないか」

と思ってしまうものなのです。

対処法:「親がどんなでも子供は立派に育つ」という幻想を捨てる

みけ
みけ
でもさ、親はろくでなしだけど子供は清廉潔白にまっすぐ育って立派になった、って良い話、よくあるじゃん?
くろ
くろ
あーあるねぇ。
みけ
みけ
親はダメダメだけど、立派に育った子供は親に尽くして、ラストは親に感謝までされちゃう。周囲にはなんていい子なんだ!って称賛される、みたいな話。
くろ
くろ
そんなお涙頂戴劇場、令和なのにまだ見かけるよね。「毒親ポルノ」ってやつだね。
みけ
みけ
そういうの見ると、親がどんなでも原因はぼくにあるのかな…って思ってしまうんだよね。
くろ
くろ
それはまさに毒親の呪いだね。「家庭環境がどんな状態であっても、すくすくと成長する子供」なんて、幻想だよ。
くろ
くろ
そんな昭和な幻想、ドブに捨てようね。
みけ
みけ
!!!

多くの場合、親は子供が最初に出会い、最も影響を受けてしまう存在です。

例えば親自身が精神疾患をもっていたり、親自身も配偶者から暴力をふるわれていたり、リストラにあって大きなストレスを抱えていたり、たとえ親にどんな事情があったとしても、それは親の問題であり、あなたのせいでは全くありません

「毒親ポルノ」について知りたい人はこちら↓

 

くろ
くろ
あなたが悪いから親があなたをいじめるんじゃなくて、親がなんらかの理由で毒親になってしまったから、あなたを攻撃してくるという、それだけのことなんだよ。
みけ
みけ
なにそれ、じゃあぼくって被害者じゃん!

毒をもってしまった理由も原因も、親自身のせいなのか、それとも親を取り巻く環境のせいなのか、どっちにしろ、あなたには関係ありません。

親をなぐさめたり、頑張って親の怒りを鎮めたりしてあげなくていいんです。

それは子供の役割ではないからです。

 

呪いがとけると、自分が不適切な環境で育ってきたこと、だから自分が悪いのではない、と思えるようになります。

呪い②:世間の「親は大切にすべき」という常識

みけ
みけ
でもさ、「あなたのせいじゃない」って言われても、他人には「親を大切にしろ」って言われるんだよ。矛盾してない?
くろ
くろ
毒親育ちを苦しめるのが「親は大切にすべき」論なんだよね。

 

日本は昔から「親は大切にしなさい」という道徳観念が根強く、親を大切にする人=いい人、という常識が当たり前のように語られます。

一般的にはもちろん間違っていませんが、ここで一般的な「親を大切にする」というとらえ方と、毒親育ちにとっての意識は全然違います。

健全な親に育てられた人
  • 親は自分を痛い思いをして生んでくれた
  • 親は自分を何年もかけて育ててくれた
  • 親は自分にお金をかけて大学まで行かせてくれた
毒親に育てられた人
  • 親は自分を痛い思いをして生んでくれたが、の後の人生で辛くあたられた
  • 親は自分を何年もかけて育ててくれたが、育て方は虐待やネグレクトであった
  • 親は自分にお金をかけて大学まで行かせてくれたが、自分が望まない教育や進路を無理やり強制された

このように、「親は敬え」と言われて感じるものは、世間の声と毒親育ちの思いにかなり隔たりがあり、世間の声は表面的なものでしかありません。

 

毒親育ちの人は、誰かに自分の環境を相談したり、話してみようとしたことがあると思います。

しかし、「親のことを悪く言うものじゃない」「そんなこと今更言ってもしょうがないよね」という反応をされてしまうことは、非常によく起こりえることです。

みけ
みけ
誰にも理解してもらえない、誰も助けてくれない、って思って絶望しちゃう…

対処法:世間に常識に理解されなくていい

くろ
くろ
世間の表面的な「親子愛劇場」には、毒親育ちの苦しみが感じ取れないだけなんだから、世間の常識に理解されなくてもいいんだよ。
みけ
みけ
えっ、いいの?
くろ
くろ
理解されたところで、毒親が改心してくれるわけでもないからね。
みけ
みけ
でも誰かに理解されたいよ。
くろ
くろ
もちろん理解してくれる人が現れればそれは素晴らしいことなんだけど、その人が家庭内に侵入して問題を解決してくれるかというと、かなり難しいと思いだろうね。
みけ
みけ
確かに…じゃあどうすれいばいいの?
くろ
くろ
大事なのは、世間の認知は関係なく、親にこうされて辛かった、こういうところがおかしいと思った、と自分で自分を認めて、去を蒸し返すことだよ!

自分は親に、過去こういうことを言われて傷ついた、親のこういう部分がおかしいと思う、そういった、少しでもおかしいと思っていることを思い出して、蒸し返しましょう。

「自分は悪くない」をしっかり認識することで、最終的な親からの支配から逃げて自由になることにつながっていきます。

 

まとめ

今回は以上になります。

「自分は悪くなかった!」と思えることは、次への重要な第一歩です。

辛くなりすぎない程度に、ゆっくりと記憶を思い出し、自分の辛さを認めてあげてください。

 

次は、「ステップ3:自分のなかの怒りや悲しみを認めよう」を解説していきたいと思います。

【毒親から自由になる③】自分のなかの怒りや悲しみを認めようこの記事では、毒親育ちが毒親から自由になる方法を丁寧に紹介しています。この3ステップ目では、自分自身のなかにある毒親への怒り、悲しみ、混乱の感情を認めることの重要性について解説しています。親への怒りについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。...

お読みいただきありがとうございました!