- 子育てで悩んでいる毒親育ち
- 毒親育ちでも幸せな家庭を作る方法を知りたい人
- 自分も毒親にならないか不安な人
毒親育ちが子育てするのは、健全親育ちよりもずっとずっと大変です。
「自分はこう言われたな」「あの時あんなことされたな」というフラッシュバックが、ささいな子供とのふれあいで、ふと起こるからです。
でも、それとは反対に、自分がしてもらえなかったことを子供にすることで、「自分のなかの子供」が癒されるような、幸せな感覚も味わうことができます。
どうして毒親育ちの子育てがこんなにもつらいのかがもっと知りたい人は、下記を読んでみてくださいね。
1.子供を否定する
→ 子供を肯定する否定的な言葉で育ってきたタイプの毒親育ちにはわかると思いますが、毎日否定されると、自己肯定感がめちゃくちゃ低い大人になります。
そうすると、劣等感が強くなったり、自分を信じられなくなったり、依存心が強くなったり…いいことは1つもありません。
- 〇〇ちゃんと遊べて嬉しいな
- 〇〇くんは赤色が好きなんだね
- すごく集中して書いたんだね!
親が子供に、「好き」「嬉しい」「ありがとう」「あなたに興味があるよ」と伝わる言葉は、子供にとって栄養剤になります。
大人相手に言うと気恥ずかしい言葉でも、子供は素直に喜んだり照れたりしてくれます。
「つい怒ってしまう、でも怒りたくない」そんな親に寄り添ってくれるような、でも実用的な本がいいなって方はこちらもオススメ(5歳くらい~小学生向け)。
2.子供に依存する
→ 親として自立するでも、言い過ぎちゃうときって、間違いなく親に余裕がないとき、なんですよね。
心にゆとりを持つには、子供と関わらないで、自分のことができる時間を、しっかり確保することが大事です。
3.パートナーを軽視する
→ 尊重する一番わかりやすく効果的なのは、子供の前でパートナーをほめること(お互いに)。
一番身近な人間同士が、お互いを尊重しあう姿は、子供とって安心できる光景になります。
両親不仲系の毒親育ちにはわかると思いますが、親が喧嘩してるのを見させられるって、めっちゃストレスになりますよね。
それを面前DVを言います。
もし今のパートナーのことが好きでなくても、尊重できなくても、少なくとも、子供の前で喧嘩はしないこと、子供の前でパートナーをけなさないこと。
それだけは守ってほしいなと思います。
4.子供に毒親と関わらせる
→ 疎遠にするあなたの毒親、子供にとっての祖父母とは、なるべく関わらせないのが理想です。
なぜなら子供は、こんな場面を見せつけられるからです。
- 自分の親がおじいちゃん、おばあちゃんと仲が悪い
- おばあちゃん、おじいちゃんが自分の親を虐めている
- おばあちゃん、おじいちゃんに自分の親の悪口を吹き込まれる
- 親からおばあちゃん、おじいちゃんの悪口を吹き込まれる
子供に祖父母と関わらせないのはかわいそうかな…と思うかもしれませんが、
子供にとっては、「大好きな親が、嫌いな人と関わること」なんて、望んでいません。
5.子供のことをパートナーに相談しない
→ 話し合う夫婦で主張が異なってもいいので、子供のことは夫婦で必ず話し合いましょう。
どちらかが聞いてないようなことを勝手にやっている、例えば、
『夫は子供がプールに通っていること知らない』
そんな状況はもはや育児放棄です。
6.子供に意見を押し付ける
→ 尊重する毒親育ちなら、たいていが「人間として尊重」してもらえなかったのではないかと思います。
当たり前ですが子供より大人のほうが経験豊富。つい手を引っ張って正しい方向に導いて上げたい気持ちはよくわかります。
でも、子供を一人の人間として扱うには、誘導せず見守ることも大事です。
- 一時、子供を「親しい友人」「仕事場の親しい仲間」だと思って接してみる
- 命令口調をお願い口調にしてみる
今子供を押さえつけてるな、と思ったら、少し下手に出るくらいでちょうどよくなります。
親のプライドなんて犬も食わないものは捨てましょう。
7.あなたのため
→ 親がやりたいから「あんたのためにやってるのに!!!」
上の6とかぶりますが、あるあるなので1つの項目にしてみました。
「お前のため」「お前のせい」と言われて育った子供は、自己肯定感が下がり、自己主張が苦手になります。
つい言いそうになるときは、一人称を自分にするだけでだいぶマイルドになります。
「ママはこう思うよ」「パパはこのほうがいいと思うけど、どう思う?」
と置き換えることを意識してみてください。
8.子供を侮る
→ 子供を信じる最後に一番大事なこと、それは「子供を信じること」です。
毒親は、子供の持っている能力を信じず、侮っているから、毒親になります。
あなたの毒親は、あなたのことを信じていましたか?
子供を信じていれば、毒親になることはありません。
まとめ
毒親の悪い子育てなんてまだまだ山ほどありますが、この8つにまとめてみました。
毒親と同じ轍を踏まないために、毒親の子育ての逆をしていきましょう。
私もまだまだで、子育て中にフラッシュバックで苦しむときもあれば、子供につい言い過ぎてしまうこともあります。
それでも、毒親連鎖は私の代で終わりにしようと心に決めています。
今のところ、娘とは相思相愛の関係を築けており、昨日も「ままめっちゃめっちゃだいすき!」と言ってもらえました(嬉しくてこっそり泣いてます)。
毒親育ちでなくたって、誰にも毒親になってしまう可能性はあります。
私たち毒親育ちは毒親を反面教師にして、一緒に頑張っていきましょう!
毒親になりそうで不安…という方は、↓も併せて読んでみてくださいね。