自由になる方法(解毒法) PR

【毒親から自由になる④】親が毒親となってしまった理由を考えよう

なや
なや
こんにちは、毒親育ちのなやです
くろ
くろ
今回は、「毒親から自由になるための7ステップ」のうち4ステップ目、「親が毒親となってしまった理由を知ろう」について紹介していくよ。
【毒親から逃げよう】毒親から自由になるための7ステップこの記事では、毒親育ちが毒親から解放されるための手段を丁寧に紹介しています。毒親育ちが自由になるには手順があり、それを「自分のために」1つ1つステップを積み重ねていくことが大切です。今の自分はどの解毒段階にいるのか、ぜひ参考にしてみてください。...

 

みけ
みけ
前回のステップ3では、毒親に育てられたことに対する、自分のなかの怒りや悲しみ、混乱を理解し、受け入れることができたね!
【毒親から自由になる③】自分のなかの怒りや悲しみを認めようこの記事では、毒親育ちが毒親から自由になる方法を丁寧に紹介しています。この3ステップ目では、自分自身のなかにある毒親への怒り、悲しみ、混乱の感情を認めることの重要性について解説しています。親への怒りについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。...

 

自分は怒っていいんだ、悲しいんでいいんだ、と自分の思いを受け入れることができたら、次は「毒親側が抱えるもの」に目を向けてみましょう。

決して、親には親の事情があったから理解して許せ、とは言いませんので、安心してくださいね。

前段:なぜ毒親になった理由を知る必要があるのか

みけ
みけ
なんで親の事情なんて理解しないといけないの?
くろ
くろ
「自分は悪くなかった」という認識を、より深めるためだよ

 

私たちの多くは、「お前のせいで」「お前が悪い」などと自己肯定感をごりごり削られて育ってきました。

しかし、今までのステップで、それは嘘だった、私たちは悪くなかったということを認識することができました。

 

では、なぜ毒親は子供に対して、「お前が悪い」と言って育てたのでしょうか?

その原因を知ることで、より深く、自分に否はなかった、自分を責めなくてもいいんだ、と思うことができるようになります。

みけ
みけ
親の事情を受けて入れてしまうと、親を許さなければいけなくなるんじゃない?
くろ
くろ
そんなことないよ!

 

子供がいくつになろうと、親の問題は親自身が解決するものであり、私たちが許してあげたり、ケアしてあげるものではありません

 

事情を理解したからといって、あの時ああしてあげれば良かった、とか、今からケアしてあげるべきなのかと思わなくていいのです。

親をサポートするのは子供の役目ではありません。親のパートナーや、外部のカウンセリング、医療です。

本題:なぜ毒親は毒親となったのかを考えてみよう

くろ
くろ
それでは、実際に毒親はなぜ毒親となってしまったのかを考えてみよう。

①「毒親の持つ不満」

②「その不満を持ってしまった原因」

③「その不満が子供に及ぼした影響」

の3段階で、考えてみるといいと思います。

 

そして、親は子供に問題をなすりつけるのではなく、

④「本来親はどうすべきだったのか」

についても考えてみてください。

 

例えば私の場合はこのような感じですので、自分の場合はどうなのか、参考にしてみてください

毒母に聞いたわけではありませんが、不平不満を聞く限りでこのような感じでした。

 

毒母の不満①

【①不満】毒母は短大までしか出られなく、大手に就職するも寿退職させられた。自分で稼ぐ力を持てなかった

【②不満の原因】毒母は、親に女は学を付けなくていいと言われた。当時、女は寿退職し専業主婦になるのが当たり前とされていた。

【③子供に及ぼす影響】毒母は、子供が望むかどうかに関わらず、子供には学歴を持たせたいので、幼い頃から毎日何時間もスパルタで勉強させた(教育虐待)

【④どうすべきだったか】結婚出産後であっても、まずは自分をスキルアップするべきだった。

毒母の不満②

【①不満】毒母はやりたい習い事をやらせてもらえなかった

【②不満の原因】毒母の実家は貧乏だった

【③子供に及ぼす影響】毒母は、子供がやりたいかは関係なく、子供に自分の望む習い事をさせたいので、毎日何時間も習い事の練習をさせた

【④どうすべきだったか】やりたいことは親自身がやってみるべきだった。子供にやらせるときは子供の意思を尊重すべきだった。

毒母の不満③

【①不満】毒母と姑とは仲が悪く、毒父は家庭にも自分にも無関心。誰にも関心をもってもらえない毎日

【②不満の原因】姑は毒母のことを毛嫌いしていた。毒父は受動型アスペルガーで、人の気持ちのわからない人だった

【③子供に及ぼす影響】毒母は、子供を医者にすることで、「子供を医者にした親」のステータスを手に入れたかった

【④どうすべきだったか】自分自身の価値は自分で身に着けるものであり、子育ての結果に求めるべきでなかった。

 

毒父の不満

【①不満】育児に参加しようとしても、ヒステリックに責められる。言われないとどうしたらいいかわからないので、何もできない

【②不満の原因】発達障害(※自覚なし)のため、求められていることがわからず、言われたことしか理解できない。感情的な状況判断ができない。

【③子供に及ぼす影響】子育て不参加

【④どうすべきだったか】親がお互いに得意不得意を認め合い、協力し合えたらよかった。

 

まだまだありますが、こんなところでしょうか。

これを見て、「子供が悪い」と思いますでしょうか?思わないですよね。

親が、自分の心の問題を、子供を巻き込んで解消しようとしているのがよくわかります。

 

私のケースでいくと、毒母はたとえ貧乏だったとしても、たとえ昔は女は25までに結婚して家庭に入れと言われても、たとえ夫に関心を持たれなくても、結婚し退職し出産することを選択したのは、紛れもない毒親自身です。

それに、生きる力を身につけるために、自分自身を魅力的にするために、努力して自分をスキルアップさせることはできるはずですよね。

くろ
くろ
「親の問題を子供の問題にすり替える」という卑怯な手によって、毒親は毒親となった、ということが、よくわかるね!

まとめ

毒親には様々なパターンがあり、人によってその重大さも異なります。

ですが、「うちの親は毒親かも」と少しでも思ったら、上記を参考に、ぜひその原因を考えてみてください。

 

親の過去のことなんて考えたくもない!理解したくもない!と思う気持ちもわかります。

親の過去がどれだけ報われないものだとしても、親が発達障害だとしても、決して共感しなくてもいいですし、かわいそうと思わないでいいんです。

くろ
くろ
親にどんな事情があろうと、私たちがひどい環境で育ってことは何も正当化されないよ。

ただの事実として、親が毒親となってしまった理由を明らかにしてみてください

 

次回はステップ5「毒親にできること・できないことの線引きをしよう」です!

【毒親から自由になる⑤】毒親にできること・できないことの線引きをしようこの記事では、毒親育ちが毒親から自由になる方法を丁寧に紹介しています。この5ステップ目では、親に期待できることとできないことの線引き方法について紹介しています。毒親から自立し、絶縁するのか、距離をとって付き合うのか、決めるのはあなたです。...

 

この記事は以上です、お読みいただきありがとうございました!