- 毒親から解放されるために、毒親育ちがやってはいけないことは、毒親と「対決」すること
毒親と対決してはいけない理由
毒親育ちは、子ども時代を親の態度に囚われて生きてきました。
親の思い通りに動かないと家にいられなかったり、良い子じゃないと殴られたり、
常に親を助け顔色を見ないと愛してもらえなかったり。
毒親育ちは、正常な安着関係を与えられず、不安や悲しみを抱えています。
そんな問題を抱えたままの状態で一番やってはいけないことは、
親と対決することです。
※「毒になる親」は、『毒親』という言葉を世の中に広げた名著です。基本的にはめちゃくちゃ良い本なのでぜひ読んでみてね
理由①:毒親が反省することはあり得ないから
毒親が心から反省することは、99.9%ありえない
自分の行動を顧みることができたり、子供の意見を尊重できる親なら、そもそも毒親になんてなっていません。
演技系の親なら、「私が悪かったの!!!」って悲劇のヒロインを演じることもあるかもしれませんが、それはもちろん本音ではないので、騙されないようにしましょう。
「かわいそうな私」を演じているだけです。
特に、こんな理由の時、一時的に謝るフリをする毒親もいるので注意してください。
- 子供が親元を離れて寂しくなった=いじめ対象がいなくてストレス解消ができないので帰ってきてほしい
- 年老いてきて老後の面倒を見てほしくなった
- 孫ができた→祖父母という立場を手に入れたい
一度家を出ていた場合は、親がしおらしい態度をとってきたとしても絶対に戻ってはいけません。
裏にある意味をまずしっかり考えましょう。
理由②:何も変わらないor悪化するから
毒親と対決しても、何も変わらないか、さらに傷つけられる
謝らせたくて、自分のしでかしてことを理解してほしくて。きっと理解すれば、心の底から後悔し、変わってくれるだろうと思っていました。
でも、ダメでした。何も変わらない、自分のやったことが悪いこととも思っていない姿に、余計に絶望しました。
こんな言葉で、余計にボロボロになりました。
なんて無駄なことをしたんだろう。なぜ、「自分の親は普通じゃないから、普通のことがわからない」ということに、気づかなかったんだろうと。
頑張った分、徒労感が跳ね返ってきて、つらかったです。
理由③:対決では傷は癒えないから
毒親と対決すると、常に脅威が目の前にいるため、傷が癒えることがない
解決策:親を自分の意識外へ移動させる(手放す)
自分の頭の中にある、立ちはだかっている親という存在の割合を、少なくしていくこと。
親のことを思い出す日を、少なくしていくことが、大切です。
精神面
精神面でのやり方は、
親から愛されなかった、親が怖い、私は悲しい、怒っている
という感情をまず認めることです。
親にぶつけるのではなく、自分の中で怒りを感じることが大切です。
なかったことにしようとすると、かえって心の中にたまっていくので、「私は怒ってる、悲しんでいる、混乱している」という感情を外に出して、認めてあげます。
いやいや、もう自分の怒りについては理解しきってるよ!という人は、次の解毒ステップにも進んでみてください。
行動面
行動面は、一言でいうと距離を置くことです。
最も良いのは絶縁すること。
親の存在を消すには、どうやっても一緒にいてはできません。
親が目の前からいなくなって、初めて開放の道に進んでいくのだと思います。
絶縁についてはいろいろな記事を書いていますので、お時間あるときにぜひどうぞ。
まとめ
親の存在を自分の中から軽くしていく。無視できる存在にしていく。
それが、毒親育ちが毒親から解放される道です。
親を許さなくていいし、親に立ち向かわなくていい。
わざわざ関わってあげる必要なんてありません。
親が自分のしたことを理解していないのはムカつくけど、自分の新しい人生には必要のないものは、捨てちゃいましょう。
どうせほおっておいても、毒をまき散らすような人間は、ろくな末路ではありません。因果応報。