毒親育ち or 毒親育ちをパートナーに持った人 で
- 相手と末永く愛情にあふれた生活を送りたい人
- どうして結婚相手をこじれてしまうのか知りたい人
※このブログは毒親育ち向けのブログなので「毒親育ちに」と書いていますが、どんな育ちの方にも、夫婦関係に悩む人には必ず役立つ内容となっています。
毒親育ちは、健全な「家庭内の愛情」を受けずに育ちます。
健全な愛情の交換を知らないまま育った毒親育ちが、結婚して家庭をもつと、(あれ?こんなに頑張ってるのになんだかうまくいかない…?)となってしまうことが往々にしてあります。
この記事では、パートナーと結婚後もうまくいく方法について紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
パートナーとこじれるのは、あなたが毒親育ちだからでも、相手が毒親育ちだからでもありません。
相手が一番求めるものをお互いに理解できていないだけ、本当にそれだけなんです。お互いを責めないでください。
書籍:「愛を伝える5つの方法」
今回はこの「愛を伝える5つの方法」という本について、大事な部分だけを抜粋してご紹介していきます。
この本を読むことで、「もう駄目かも…」と思っている夫婦でも、別れずに済むかもしれません。私にはそのくらいの効力がありました。
前段:私ももれなくパートナーとこじれました
親と絶縁して、結婚して、出産して、やっと手に入れた平和な家族。
でも、それで大団円!幸せ!…とはなりませんでした。
基本的な愛情のやりとりを知らない私は、毎日過ごす人との愛情のやり取りで、かなりこじれてしまいました。
結婚当初はまだ、たまに喧嘩はありましたが、うまくいっていました。
しかし、子どもが生まれると、毎日の余裕のなさ、生活のすれ違いが相手への疑念を生み始めます。
冷静に話し合いたいのに、いつの間にかお互いの主張をぶつけ合い、喧嘩になり、疲弊し、一旦は収まるものの、また喧嘩になり…お互いを責めて、非難して、泣いて、もうボロボロでした。
ケンカの頻度は、半年に1回、3カ月に1回、1カ月に1回と、どんどん多くなっていきました。
私と夫は喧嘩ばかりの状況に疲弊し、どうにか打破するために、
- ひたすら話し合い
- たくさんの夫婦関係に関する本を読む
- 夫婦カウンセリングに行く
といった行動を2年続けました。
夫婦カウンセリングでは、不倫やDVなど、深刻な離婚手前状態の人ばかりが来るのか、「あなたたちの状態は大したことじゃない」と言われたり。
とにかく本を読んでも、内容の薄い本、女性ばかりをかばう本、時代錯誤な本、産後ホルモンのせいに終始する本、男と女は考え方が違うからしょうがないと切り捨てる本、使えないものもたくさんありました。
そうしてやっと、これはわかりやすい!実践的だ!と思えるこの本に出会いました。
「愛の言語」5つについて
人によって、何に愛を感じるかは異なります。それは男女差ではなく、個人差です。
その人の愛の一次言語で伝えないと、日本人に英語や中国語で喋っているようなもので、伝わりません。
本人は一生懸命愛を伝えているはずなのに、伝わらず、ストレスがたまり、愛が冷めていくように感じてしまいます。
- 肯定的な言葉:肯定や感謝の言葉で愛を伝える
- クオリティ・タイム:相手にまるごとの注意を向けることで愛を伝える
- 贈り物:贈り物をすることで愛を伝える
- サービス行為:相手がしてほしい行動をすることで愛情を伝える
- 身体的なタッチ:身体的な接触で愛情を伝える
①肯定的な言葉
「あなたのスーツ姿は最高!」
「いつもゴミ出ししてくれてありがとう」
「あなたの作るカレーは世界一だよ」
これを重要視している人は、パートナーからの肯定や感謝の言葉がけでとても満たされます。
②クオリティ・タイム
クオリティタイムとは、あいてにまるごと注意を向ける時間です。
例えば、一緒にソファでテレビを見ること、ではありません。
これだと注目しているのはパートナーではなく、テレビだからです。
テレビを消して、相手の表情を見て話しをすること。レストランでも、ただ食事をするだけでなく、相手を見つめて話をすること。スマホを注視するなんてもってのほかです。
カップルの時は自然にできていたのに、夫婦になるとやらなくなる、そんな男性は多いかもしれません。
これを重要視している人は、相手が自分に注目して、時間をささげてくれることで、とても愛情を感じます。
③贈り物
値段に関わらず、贈り物をすることで愛情を表現する方法です。
これを重要視している人は、相手が自分のことを考えて贈り物をしてくれるこで、とても愛情を感じます。
④サービス行為
相手がしてほしいことをすることで愛情を表現する方法です。
料理を作る。ゴミ出しをする。洗い物をする。洗面台の髪の毛を掃除する。子供のおむつを替える。ペットのご飯をあげる。
自分の時間を使って、相手の望む行為をすることが当てはまります。
これを重要視している人は、相手が自分やってほしいことをやってくれると、とても愛情を感じます。
⑤身体的なタッチ
ふれあいでの愛情表現です。手をつなぐ、キスをするなどもすべて含まれます。
幼児が親にふれあうことで愛情を感じ、正常に生育していくのと同じように、夫婦間のスキンシップによって、愛情を育みます。
これを重要視している人は、お互いの体に触れることで、とても愛情を感じます。
こういう人がセックスレスになると、「愛されていない」と感じてしまいます。
自分がどれを重要視しているのか、本の心理テストを解くことでわかるようになっているので、気になったらぜひ読んでみてください。
例:私たち夫婦はこのように相手を勘違いしていました
私たち夫婦の愛の一次言語は、テストした結果こうでした。
私 | ②クオリティ・タイム ①肯定的な言葉 |
---|---|
夫 | ①肯定的な言葉 ⑤身体的なタッチ |
結婚してしばらくは、お互いだけを見ていたので、「①肯定的な言葉」でお互いを満たしており、上手くいっていました。
しかし、出産し、お互い時間がなくなると、こんな行動をとるようになりました。
夫側の思い込み
でもこれは、「④サービス行為」にあたり、私はそんなに求めていなかったのです。
私は「②クオリティ・タイム」が重要を言うことを上手く伝えられず、夫も「こんなに頑張ってるのに」という気持ちでいっぱいですれ違いました。
妻側の思い込み
私も同様に、相手には「④サービス行為」で愛を伝えるのが良いと思っていました。
でも、実は夫は「すごいね!」「頑張ってるね!」という、単純な言葉がけを、本当は一番求めていました。
お互いがお互いを想って頑張っているのに、相手には響かず、どうしてこんなにギクシャクするんだろう…とずっと思っていました。
そしてこの本を読んで、お互いに愛の伝え方が空振りだったことに、やっと気づけました。
自分と相手が最も大切にする「愛の言語」を知ろう
その後、夫は私との時間を楽しめるような時間を作ってくれるようになりました。
私は、気恥ずかしくても、子供にかけるような肯定的な言葉がけをするようにしています。
そうして、お互いの愛情がきちんと伝わり、愛情で満たされて、安心してコミュニケーションが取れるようになりました。
この本には、たくさんの夫婦の具体例が載っており、必ずどれかに「わかる!」「まさにそう!」と思える事例が見つかり、参考になると思います。
この本によって、1人でも多くの悩める夫婦が良くなることを祈っています。
☆子育て中の方にはこちらもとてもおすすめ
以上、お読みいただきありがとうございました!