- 成人で、毒親と別居したいが、不安があり踏み出せない人
- 一人暮らししたいが、毒親に反対されそう、反対されている人
- 引っ越しにどのくらいお金が必要かピンとこない人
- どんな部屋がいいのかわからない人
- 今すぐには一人暮らしできないが、いつか脱出したい人
一人暮らしをすると、かつてないほどの安心感を得ることができます。
私は一人暮らしと同じタイミングで絶縁しましたが、まずは一人暮らしをするだけでも、毒親からの解放感は全然違います。
- 親から罵詈雑言が飛んでこない安心感。
- 親からいつも見られているような、聞かれているような、監視されているような精神的支配がない安心感。
- 何をしても親から文句や嫌味を言われない安心感。
- 親の言うことを聞かないといけないという恐怖のない安心感。
毒親に傷つけられ、縛り付けられてきた心を癒し、自由になるためには、毒家から脱出する(物理的な距離をとる)のはもはや必須事項です。
ただ、今は学生だったり、色んな事情があったり、今すぐに一人暮らしをできなくてモヤモヤする気持ちもわかります。私もそうでした。
「そんなに親が嫌なら、アルバイトでもして一人で暮らせばいいのに」と言われたときのモヤっと感って、すごいですよね。「いざとなれば女は風俗がある」みたいな言葉と同じくらいのモヤり感です。
でも、いつかここを出ていってやる!という気持ちを持つことは、毒親から精神的な自由を勝ち取るためにとても大事なことなので、いつか脱出する日のため、ぜひ読んでみてください。
一人暮らしをして絶縁した後の、精神的な心の変化についてはこちら↓
不安①:親に一人暮らしを反対されそう。説得方法は?
①親を納得させようとしない。
親に家賃を出してほしいとか、そういうわけでもなければ、親の了承なんて不要です。大人なんですから。
毒親は、子供の言うことなんてそもそも聞いていません。だからこそ毒親なんです。
親を説得できてから円満に、と思っていたら、ずるずると中高年になっても親と住み続ける羽目に。そして介護要員に…
また、こちらも同じくらい重要です。
②親のせいだと言わない。
一人暮らしすることは、「○日に引っ越すからね。」と親に報告するだけにしてください。
もしこんな言葉が返ってきたら、心の中で、こう反論してくださいね。
- お前なんて家事もできないのに一人じゃ暮らしていけない。⇒家事なんて一人暮らしすれば身に付く
- 実家にいれば家賃を払わないで済むのに、お金がもったいない。⇒お金をどう使うのかは自分が決めること。
- 給料低いのにやっていけない。⇒やっていけるような家賃のアパートに住めばOK
- 結婚したら家を出て行ってもいい。⇒親が決めることではない。
もちろん、絶縁を決意している場合、無理やりにでも引っ越しを邪魔してくるような親には、言わずにいきなり引っ越してもいいと思います。
不安②:親に保証人になってもらえないと、部屋が借りられない?
最近では、連帯保証人を立てるケースが減り、代わりに賃貸保証会社(家賃保証会社)を利用することを必須としている物件が増えてきています。
「家賃保証会社」について詳しく知りたい方は下記をどうぞ↓
不安③:お金が足りるか不安。準備するものは?
下記の体験記にも、一人暮らし(絶縁)をするときに実際にかかった費用を載せましたが、最低限必要な金額を載せておきます。
どこからどこへ引っ越すのか、時期はいつかによっても異なってきますので、目安としてみてください。
- 東京都20km圏内に引っ越す場合の目安
- 時期は3月中旬~4月上旬(繫忙期)以外
- 6万円のワンルーム(エアコン付)を借りる場合
- 引っ越し代:1.5万円(赤帽)(引越屋の単身パックだと3万~)
- 敷金1カ月・礼金なし:6万円
- 仲介手数料1か月分:6万円※
- 家賃先払い:12万円(2か月分最初に払う)
- 家具家電(ベッド・カーテン・冷蔵庫・電子レンジ等):7万円
- 1か月後に収入が入るまでの生活費:5万円
合計:37.5万円
※場所によって0.5か月分という良心的な仲介業者もいます。2か月分という暴利な仲介業者もいるので注意!
最低でも40万円ほどは貯めておいた方がいいと思います。
私はとにかく貧乏学生だったため、社会人1年目の半年で貯めた40万円を握りしめて、家から逃げ出しました。
赤帽も安くていいのですが、一緒に引っ越し荷物を運ぶなんて無理…と思ったので、荷物が多い女性は特に引っ越し業者の方が無難かなと思います。
引越し侍などで一括見積をとって、一番安いところで引っ越しましょう!
不安④:どんな部屋がいいの?一人暮らしにおすすめの部屋は?
毒親育ちが1人暮らしすると、最初こそ安心感でいっぱいになるのですが、支配から解放されたあとに来る親への怒り、不安感で、メンタルが弱ってしまうことがあります。
そういったときに、なるべくメンタルが落ちない部屋を選ぶことは重要です。
- オートロックがある
- 日当たりがいい
オートロックがあると、毒親が押し掛けてきて、玄関の前に立たれるという恐怖がなくなります。玄関の前まで来られると、居留守がバレます。
また、日当たりが悪いと気分が落ち込みやすくなります。日当たりの良い部屋を選びましょう。
日照時間と鬱になる率とは、密接な関係があるので、ナメてはいけません。東欧・北欧の国や東北地方の自殺率が他と比べて高いのも、日照時間の少なさが理由の1つです。
最大の注意点:合鍵を絶対に渡さない
この話を最初に持っていきたいくらいでしたが、合カギは絶対に渡さないでください!
合鍵を渡してしまったら、もうそこはあなたの安心できる空間ではなくなります。
突然親が来るかもしれない恐怖…そんなものを味わうために一人暮らししたのではありません。
まとめ
毒親育ちは、日々毒まみれのなかで、お前なんて駄目だ、お前なんてろくなものじゃない、などと否定されて育つことがほとんどだと思います。
そんな環境で、毒親の支配から抜け出すことは至難の業です。
最初は「本当に自分にできるんだろうか…」と不安になったとしても、実際に親と離れてみると、驚くほど快適な空間と、穏やかな毎日を得られ、こんなにも親に毒されていたのかと自分を振り返ることができます。
「外は怖いわよ」「この塔は快適よ」「あなたのためなのよ」と言われて育ったラプンツェルも、毒親を捨てました。
外には素晴らしい世界が広がっていました。
あなたも、その苦しい世界を手放してみませんか。
以上、お読みいただきありがとうございました。応援しています!