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【隠れ毒親】メインの毒親に隠れて気づかない もう一人の毒親

なや
なや
こんにちは、毒親育ちのなやです。
みけ
みけ
ぼくの母親はね、わかりやすく猛毒な母親だったんだ!!酷い暴言の毎日で、ぼくはずっと毒母に苦しめられてきたんだ。
くろ
くろ
じゃあ、父親はどうだったの?
みけ
みけ
えっ…普通の人…かなぁ…暴言も暴力もなかったよ。
くろ
くろ
君をかばってくれた?母親を制御してくれた?
みけ
みけ
全然。いつも存在消してた。
くろ
くろ
じゃあそれ、父親も毒だよ。
みけ
みけ
!!!

両親の両方ともが同じくらい毒親だった人もいれば、どちらか片方の親に主に傷つけられてきた人も大勢いると思います。私もそうです。

ツイッターでアンケートをとった結果は、以下のようでした。片方がメインと答えた方は、母親だけ+父親だけで約6割でした。

もちろん、毒親の配偶者であっても、まともな人はいるでしょう。片方がまともであることで、なんとか生活できている人もいるかもしれません。

でも、最初はまともだったのに、配偶者の毒に影響を受けてしまい、ストレスを避けるために、自らも毒親となってしまうことも往々にしてあります。

隠れ毒親パターン例
  1. 暴君、ヒステリーな妻に逆らえず、無抵抗、無関心な人に成長してしまった父親
  2. 暴君、モラハラな夫にダメージを受け、悲劇のヒロインとなってしまった母親

今回は、メインの毒親に隠れて気づかない、もう一人の毒親について、紹介していきます。

なや
なや
私の場合は①でした。無害と思っていた父親もまた、毒だったのです。

①ジャイアン毒母に隠れる「受動的ASD毒父」

みけ
みけ
受動的ASD毒父って何?どんな父親?
くろ
くろ
一見とても穏やかだったり、無害に見えるんだけど、実は受け身なだけで、家族のことに無関心、なにか問題が起こると逃げてしまう毒父のことだよ。
みけ
みけ
それぼくの父親だ!

受動的ASD毒父というのは、その名のとおり「受動的アスペルガー」の特性を色濃くもつ親のことです。

受動型ASD父親の言動一例
  • 人との関わりに疎く受け身で、家族以外の人との関わりがほとんどない
  • 家族がどう思っているか関心がなく、自分の気持ちもはっきり表さない
  • 空気の読めない発言をし、母親(自分の妻)をイラつかせている
  • 自分の立場が悪くなると、ごまかしたり、その場から逃げたりする。問題に向き合わない
  • 母親(自分の妻)の言うことは聞くので、一見優しい人に見える

なんだか心当たりがある…と思ったら、あなたの父親もこのタイプかもしれません。

※もちろん、アスペルガーであっても、毒親になるのは一部の人だけです。発達障害だから毒親になるというよりは、環境や、パートナー、その人自身の問題です。

より詳しく毒父のタイプについて知りたい方はこちらからどうぞ↓

【毒親5種類・父親編】あなたの毒父はどのタイプ?【特徴を知ろう】毒父の特徴・種類を5パターンにわけて紹介しています。自分の父親は毒親なのではないか?と疑っている方はぜひご覧ください。この記事を読むと、毒父がどの傾向にあるか、育てられた子供にどのような後遺症が現れるかがわかります。...

このタイプは、ジャイアン毒母とつがいになることによって、少し主張のない人から、無抵抗無関心な毒父へと育っていってしまいます。

みけ
みけ
ジャイアン毒母って?
くろ
くろ
「お前の人生は私のもの」。自分の人生と子供の人生を同一視し、意のままに操ろうとするタイプの毒母だね。

人への押し付けが強く、強烈な自己愛を持つジャイアン毒母は、自己主張しないASD最悪に相性が良いため、2人合わさるととんでもない相乗効果を生み出します。

理想を夫や子供に押し付ける毒母、行き過ぎた思想を止めようともせず、ただ受け入れる毒父(もしくはどこかへ逃げる)。

毒父は空気も読めず、気持ちもわからないので、毒母は「どうして私の頑張りをわかってくれないの!」とストレスが蓄積していき、自己愛はどんどん膨れ上がります。

誰にも受けとめてもらえない毒母はますます暴走し、毒父は疲弊し、抵抗しなくなり、子供はボロボロ…という負のスパイラルに陥ります。

みけ
みけ
最悪のパートナー関係だね。

より詳しく毒母のタイプについて知りたい方はこちらからどうぞ↓

【毒親6種類・母親編】あなたの毒母はどのタイプ?【特徴を知ろう】毒母の特徴・種類を6パターンにわけて紹介しています。自分の母親は毒親なのではないか?と疑っている方はぜひご覧ください。この記事を読むと、毒母がどの傾向にあるか、育てられた子供にどのような後遺症が現れるかがわかります。...

②家庭内恐怖政治(モラハラ)毒父に隠れる「悲劇のヒロイン毒母」

みけ
みけ
悲劇のヒロイン毒母って?
くろ
くろ
子供が自分の思い通りにならないと、泣いたり、自殺するとほのめかしたり、つらそうにふるまうことで、罪悪感で子供をコントロールする毒母のことだよ。
みけ
みけ
これもまたタチが悪そうだね…
くろ
くろ
夫や姑の愚痴を過剰に子供に聞かせるタイプもこれにあたるね。子供は母親の小さなカウンセラーになってしまうんだ。
悲劇のヒロイン母親の言動一例
  • 「自分はかわいそう」と思っている。被害者感を出してくる
  • 子どもに「あなたのパパはこんなに酷い人」と夫婦間の愚痴を聞かせる
  • 子どもに「あなたのおばあちゃんはこんなにいじわるだ」と姑との不仲を聞かせる
  • 自己肯定感が低く、自分を卑下する言葉が多い
  • 子どもに罪悪感を植え付けるようなセリフをよく言う

なんだか見覚えがある…と思ったら、あなたの母親もこのタイプかもしれません。

この手のタイプの母親は、「かわいそうな母親像」を子供に植え付けます。

すると、子供は「かわそうな母親を支えてあげなきゃ」と、親を支える役割を背負ってしまい、自立させてもらえず、いつまでも心を親に囚われたまま、消耗していってしまいます。

みけ
みけ
なんか、一見可哀そうな被害者にも思えてしまうね…母親が父親のモラハラ被害者である場合もあるもんね。
くろ
くろ
確かにね。でも、子供から見たらそんなのは関係ない。その環境を選んでいるのは、母親自身だからね。

そして、この母親と相性の良いパートナーが、「家庭内恐怖政治毒父」、通称モラハラ夫です。

くろ
くろ
さっきとは逆で、ジャイアン毒母の毒父版だね。

家庭内恐怖政治毒父は、自分の意に沿わないと、妻を罵倒し、「なんでそんなこともできないんだ」「お前は本当に役立たずだ」と責めます。暴力をふるう場合もあります。

すると母親の自己肯定感はみるみる下がり、いつも自信がなく、泣いたり、愚痴ばっかりで、「私なんてどうせ」「私ばっかり辛い」と悲劇のヒロインを気取るようになります。

すると、モラハラ気質のある毒父は、ますますその自信のない妻にイライラし、けなしてストレス解消するようになります。

※もちろん、モラハラ夫に苦しみながらも、現状をどうにかしようとしている女性は、当てはまりません。モラハラ夫が配偶者だから毒親になるわけではありません。

みけ
みけ
そんな母親を見てたら、父親が悪い!母親が可哀そう!って思うよね。
くろ
くろ
そうだね。でも、親をケアするのは子供の役目じゃない。そんな環境に置かれることこそが、虐待なんだよ。

どちらかの親が子どもの前で、配偶者に暴力をふるったり、暴言を吐いたりする行為とは、「面前DV」と言います。

どんなに母親が可哀そうに見えても、父親だけが悪いように見えても、これは子供にとって健全な環境ではありません。

まとめ

今回は、メインのわかりやすい毒親に隠れて、実はもう一人の親も毒である、というパターンを2つ紹介しました。

少しでも心当たりがあれば、普段毒親だと思っている方ではない親の、今までの言動について、よく思い出してみてください。

なや
なや
私の毒両親も、①のパターンでした。母親がメイン毒、父親は隠れ毒でした。

私にとっての「毒親」とは、間違いなく、私をやりたい放題傷つけた母親でした。

でも、そんな親を放置していた、配偶者である父親が、普通の人なわけがなかったのです。

父親も毒親だと気づいた体験談を書きましたので、こちらもぜひ合わせて読んでみてください。

妻が娘をボコっていても、隣で無関心を貫いた「毒父」の話主な毒親は母親だった。でも、実は父親もまた隠れ毒親だった、そんな体験談です。主な毒親に隠れ、両親のもう一方もまた毒であることは、よくあることです。一見無害な父親は、同じ被害者だと思っていました。子供の虐待に無関心でも、しょうがないと思い込まされていました。...

今回は以上です、お読みいただきありがとうございました!