その中でも、今回は「毒母」の特徴ついて6つのタイプに分けてご紹介したいと思います。
毒父5パターンはこちら↓
①ジャイアンタイプ:子供の人生私のもの毒母
結構多いんじゃないかなと思うパターンを最初にもってきました。
ブログ主の母親もまさにこのパターンでした。
自分の人生と子供の人生を同一視してしまっているので、自分の人生に納得していない親は、子供の人生をそのまま自分の人生の延長線上のように扱います。
- 子供の進学先や就職先を意のままにしようとする
- 子供が望まないままに中学受験させる
- 子供の高校、大学進学先を勝手に決める
- 就職や結婚に対して過剰に口を出す
- 結婚相手をなんとなく気に食わない、など主観的な理由で反対する
- 住む場所についても実家に近いところにしろ、など強制する
こういった親のヤバいところは、子供の人生を自分の人生の生きなおしのように扱うことにあります。
子供がどれだけ成績がいいか、どんな学歴か、どこで働くか、どこに住んでいるか、誰と結婚するか・・・
そういった子供の生き方から、親の社会的評価を得ようとするんです。
子供の人生は親の人生。
この手の親は本当にそう思っています。
また、この手のタイプの毒母は、子供が思い通りにならないと、暴言(罵倒や人格否定)、暴力、ヒステリーを起こす場合が多いです。
つねに攻撃的で、恐怖で子供を支配しようとします。
「お前はブスだし気も使えないから、ろくな結婚ができない」など、そんなこと子供に言うか?というセリフを平気で口にできます。
こういうことを言う母親は、そもそも自分もろくな結婚をしていない場合が多いですね。
普段は優しいけれど、どこに埋まっているかわからない地雷を踏むと急に豹変するタイプ、兄弟差別し、弟には甘く優しいのに姉にはつらく当たるなどのタイプの毒母も存在します。
また、理不尽なおそろしい仕打ちがトラウマとなり、成人してから不安障害などが出る場合があります。
いつ爆発するかわからない恐怖から、毒母の顔色を伺って育つため、成人しても人の顔色をうかがってしまいがちな人も多いでしょう。
②あなたのためタイプ:援助する毒母
いわゆる過保護・過干渉がこれにあたります。
口癖は「あなたのため」です。
頼んでもないのにどんどん物を与えられる、お財布に勝手にお金を補充してくれる、
子供の本心は棚上げされ、「あなたのためにやってるのよ」という言葉のもと、母親のいいように操作され、逆らいにくい環境を作り上げます。
そして、人生を母親の都合のいいレールの上に載せられ、降りることができなくなってしまいます。
私の友人の毒母は、まさにこのパターンでした。
結婚して子供もできて、新居を探そう!となったとき
なんと勝手に土地を購入し(実家の近くに)
住宅メーカーも勝手に探し(後に地場の悪徳業者と判明)、
建てたあとも自分の家かのように勝手に上がり込み、インテリアも冷蔵庫のなかも勝手に触られたり物が増えたり減ったりするそうです(おそろしいですね…)。
この手の親は実はとてもやっかいで、周囲にはいい母親に見えてしまうのです。
友人も相当大変そうで、よく「いらないって言うとどうなるの?」と聞くのですが、キレて喚いてわけのわからない狂い方をするそうです。
怒っても拒否っても通じないのだと、友人はあきらめてしまっています。
(もちろんきっちりストレスはかかっています)
あなたのためよと与えられるものを、たとえいらなくても拒否ることは、無駄に罪悪感を植え付けられてしまい、それだけでストレスを感じるものなのです。
最も毒親から逃げにくいタイプです。
この親に育てられた子供は、気づかないまま成人後も親のために頑張り続けてしまい、生きづらさからストレスがピークに達し心を病んでしまうといったパターンも多く存在します。
③自己愛タイプ:いつも自分が正しい毒母
完璧主義な母親がここに入ります。
もちろん、そのことに毒母は気づいていません。
一見すると家事や育児をまじめにやっているように見えるのですが、子供の気持ちには無頓着なタイプです。
完璧を目指すあまり、自分が正しい(と思い込んでいる)ので、自分の過ちを認められないので、このタイプはまず子供に謝ることができません。
また、自分が一番かわいいので、都合が悪くなると話をすり替えたり人のせいにしたり、自分の言動をよく覚えていなかったりするといった特徴があります。
この親をもった子供は常に自己を否定され、「自分がすべて悪いんだ」と無力感を抱えて育ってしまいます。
ちなみに私も一切親に謝られたことはありません(笑)。親が絶対的に正しいからですね。
どんなことがあっても、間違っているのはいつも私でした。
もしくは、親の自己愛を満たすために、見た目は優等生のような「いい子」になることも多いです。
また、母親に気に入られるため、同じように自己愛が強いタイプに育つこともあります。
④白雪姫の母タイプ:子供に嫉妬する毒母
これは母と娘に多いタイプです。
娘の容姿、身体的な成長、性的な成長、恋愛に対して、ネガティブな反応を示します。
よく聞くのが、第二次性徴で胸が大きくなってきて、ブラジャーが必要になったのに、ブラジャーを買い与えない、という事例です。
娘が子供から女性に成長することに嫉妬しているんですね。
(私はこれから老いていくばかりなのに、そんなにかわいい服は着せてもらなかったのに、なんで娘は…)と、同じ女性として娘に嫉妬します。
娘が可愛い仕草をするのが許せないがために、女性らしいことをすると「ぶりっこ」と罵ったり、女性らしくなることを妨げようとします。
女性らしいことに嫌悪して育つ人も多く、髪を伸ばすことに抵抗があったり、女性らしい服を着れないといった後遺症も残る場合があります。
⑤悲劇のヒロインタイプ:かわいそうな毒母
親子の役割が逆転するのがこのタイプです。
子供が自分の思い通りにならないと、泣いたり、自殺するとほのめかしたり、つらそうにふるまうことで、罪悪感で子供をコントロールします。
子供は母親の小さなカウンセラーになってしまい、
- 「お母さんは自分が助けてあげなければ」
- 「お母さんは自分のせいで不幸なんだ」
- 「お父さんは悪者、お母さんは被害者」
という意識を植え付けられます。
成人後も囚われたままである場合、愚痴を聞き続け、やがて心身が消耗し、疲れ果ててしまいます。
「男は悪、女は被害者」といった意識を植え付けられているため、「女は耐えないといけない」「男は女を殴るもの」といった思い込みを持つことがあり、女性の場合、借金をしたり浮気をするような男性を選んでしまいがちな側面があります。
⑥ネグレクトタイプ:責任を放棄する毒母
典型的なネグレクトをする毒母のことです。
衣食住に不自由させていなくても、愛情が通っていなければこれにあたります。
子供の成長をサポートする、子供の自立を促す、そういった親の責任を放棄し、子供を心理的に放置します。
こういった親は、自身も親に放置されて育ったケースが多く、子供にどう接してよいかわからず、うまく向き合えないケースが多いです。
まとめ
今回は、毒母の6つのパターンをご紹介しました。
①ジャイアンタイプ:子供の人生私のもの毒母
②あなたのためタイプ:援助する毒母
③自己愛タイプ:いつも自分が正しい毒母
④白雪姫の母タイプ:子供に嫉妬する毒母
⑤悲劇のヒロインタイプ:かわいそうな毒母
⑥ネグレクトタイプ:責任を放棄する毒母
あなたの毒母はどのパターンに当てはまったでしょうか。
私の毒母の場合は①と③、たまに④、後半は⑥でした。
1つお伝えしておきたいことは、ひどい母親に育てられたから、後遺症が残っているからといって、「こんな親に育てられたからもうだめだ」と、私たちの人生は諦めるべきものではないということです。
毒親のタイプを知ることは、決して悲観するためではなく、毒を理解し、自分の人生から断ち切り、今後の人生を自由に生きるためです。
このブログでは、どんなタイプの毒親であっても、囚われず断ち切っていく方法を書いていきます。
まずはどこに問題があるかを認知し、段階を踏んでいけば、絶対に呪いは断ち切れます。
毒母の配偶者となっている父親にも、同様に問題がある場合が多いので、下記の記事もぜひ読んでみてください。
以上、お読みいただきありがとうございました!