この記事では、毒親育ちをパートナーに持ってしまった、ブログ主の夫に(半ば無理やり)かなり正直な体験談を書いてもらいましたので、ご紹介します!
- 配偶者や彼氏、彼女の親が毒親なんじゃないかと思う人
- 毒親育ちのパートナーをもつ苦労を知りたい人
- 自分は毒親育ちで、非毒親育ちのパートナーがどう思っているか知りたい人
普通の親のもとで育ってきた人は、毒親育ちのパートナーと接し何を思うのでしょうか。
それでははりきってどうぞ!
- 親は非毒親
- めったに怒らない優しいタイプ
- でも正論を言いがち
- ブログ主の親が毒親なのは結婚前に知っていた(聞かされていた)
- 正直、いつか仲直りしてくれるものと思っていた
自分のパートナーが親と不仲だったら、どうしますか?
妻(なや)の親が毒親だった夫側の目線で、体験談を書いてみました。
パートナーの親が毒親の方はもちろん、そうでない方も、未来のパートナーがそうだった場合の参考になれば嬉しいです。
失敗したこと3選
まず、結婚した後に、俺失敗したなー!と思ったことは以下の3つです。
失敗その1:妻と親との仲が改善することを期待してしまった
結婚前から、妻からは「自分の親とはもう会っていない、教育虐待系の毒親だった」と聞いてはいました。
しかし、強烈な教育ママ程度のものだろう?という認識でいました。
正直、結婚することや子どもが産まれることで、妻の心境が変化して、親との関係改善をしてほしい!と期待していました。
そして、自分が仲直りのきっかけになればと思っていました…。
しかし、その考えが妻を、「どんなに説明しても理解されない」と苦しめてしまったようです。
妻の今までの選択を理解し、尊重してあげるべきだったなと思っています。
失敗その2:そんなに大したことないだろうと軽くみていた
最初は、毒親といったって、どうせちょっと過度な教育ママとか、その程度だと思っていました。
結婚前の挨拶で会いに行った時も、両親ともに普通だな、言うほどじゃないじゃないか、と思ってたんです。
しかし、妻の家はタダごとではない、と思ったのは、妻の父親の話を聞いた時です。
以前から、妻の父親は地蔵みたいな人で、何もしない人とは聞いていました。
しかし、「父親は、母親が子どもに暴力を振るっていた時も、母親が婦人科系の病気になり、トイレでうずくまって動けなかった時も、何もしなかった」と聞いた時に、これはヤバい、と初めて思いました。
気づくのが遅いというか、もっと妻の話を正面から受け止めればよかったと、反省しています。
失敗その3:妻の立場に立って考えていなかったこと
「毒親」の仕打ちを聞いても、どこかで「ほんとに?」と思っていました。
だって、妻はふつーに生きているんです。
親にハラスメントを受けて育ったら、メンヘラったり、自傷したり、もっと酷いことになっているものだと思っていました。
そうではない妻は、きっと何処かでは親に愛されて育ったはずだと思っていました。
しかしそれは大きな間違いで、もがきながらも強く生きてきただけだったんですね。
もっと妻の立場で考えてみたらよかったなと思いました。
不安だったこと3選
次に、結婚後不安だったことです。
不安その1:自分や子供を捨てるのではないか
妻の妊娠後、妻の育児への不安な気持ちが理解できず、だんだんとケンカが増えていきました。
妻から強い言葉を浴びせられると、「毒親育ちだから」という穿った見方をしてしまって、どこか相手のせいにしていました。
「親を捨てたように、いつか俺も捨てられるのかも」という不安が、いつしか妻に伝染していたように思います。
そもそも自分が選んだ相手だから、もっと信じなさいと過去の自分に言いたいです。
不安その2:うまく子育てができるか
「毒親育ちだから」という穿った見方シリーズ第二弾です。
妻は正しい子育てを受けていないので、子育てはハードルが高いんじゃないか…と正直不安に思っていました。
そんなことは相手が一番不安に思っているんだから、もっと支えてあげればよかったと、今では思っています。
相手はその不安を敏感に感じ取っていると思います。
子育てにうまいもの下手もなくて、毒親育ちだろうが関係ないと、今では思います。
不安その3:電話がかかってきたときの対応
私の親の希望で、妻は嫌がっていましたが、結婚時に両親顔合わせを行いました。
その際、結婚挨拶の時に連絡先を交換したんですね。
妻の親は、妻の連絡先を知らないので、私に連絡がくるんですよ。
妻はもちろん話したくないので、出ません。
義母にそんな失礼をしていいのかな、とモヤモヤしていました。
でも、そもそも私経由で連絡してくるって、おかしいですよね…
心構え3選
最後に、これからこうしていこうと思っている、私なりの心構えです。
心構えその1:まずは自分が自分らしい人生を選択する
毒親に育てられた子供は、親の人生の不満を押し付けられて育てられてきました。
そんな毒親育ちのパートナーからみて、相手がしんどそうに日々過ごしてたらどう思うでしょうか?
きっと、その不満は私のせいかも…と思わせてしまうと思います。
また、度が過ぎてくると、相手が自分の親のように毒親にならないか不安になるだろうなと思います。
自分の人生に満足できるように生きることで、パートナーを不安にさせないようにしたいと私は思っています。
心構えその2:自分が選んだ相手を信じる
毒親育ちと知ったうえで相手を選んだんです。
そもそも毒親育ちなど関係なく、自分が選んだ相手を信じられないのはどうなんだろうと思います。
不安に思うことがあっても、まず相手を信じることが大切だと思います。
心構えその3:毒親からパートナーを守る
パートナーが縁を切って離れたとしても、相手から近寄ってくる可能性はあります。
親族の病気や葬儀、相続などで連絡がかかってくるときもあります。
その時にパートナーを守るのはあなたしかいません。
事前に話し合って対策を練りましょう。
親の死に目には会うべき、葬儀に参加すべきなどの他人の価値観は、気にしないでください(つい最近まで気にしていましたが…(笑))。
自分の意思でパートナーを守ってあげることができれば、あなたはパートナーにとって初めての居場所になれますよ。
まとめ
以上、夫の体験談でした。
なんだか良いことをたくさん書いてもらいましたが、正直、理解してもらうには数年かかっています。そこまでの過程で、何度も衝突しました。
そんなこと不安に思っとったんかい!と思うことも、読んで初めて知ったこともありました(笑)
でも、今までもこれからも、毒親育ちでもそうでなくても、お互い分かり合うことはできると思っています。
おかしい親を持つパートナーがいる人に、少しでも届くものがあればいいなと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました!