~手術当日~
いよいよ当日です。
⑥手術前に複数回点眼
当日の流れはこんな感じ。
点眼を複数回→「不安を取り除く薬」を飲む→手術(15分くらい)→術後問題ないか医師が確認→帰宅
まずは点眼されます。5分ごと、10分ごとと時間をおいて、計4回くらい目薬さされたかな?
この点眼が「痛い」と言う感想も見ましたが、私が特に痛くもしみたりもしませんでした。
ただ、手術後の毎日の目薬で、玉ねぎを調理した後だけは死ぬほど悶絶したので、手術前には絶対に玉ねぎは料理しない方がいいです笑
検査の時と同じで、瞳孔を開いていくので、だんだん眩しく、見えなくなる…暇な時間を待合室で過ごします。
不安と緊張でそわそわそわそわしていると、
「不安を取り除く薬(多分抗不安薬)があるけど、飲みますか?飲まなくてもいいけど」
とスタッフさんに聞かれ、
と食い気味に申請。
こんなんでなんとかなるんかいな…と思っていると、なんだかだんだんと、ふわーっとなる感じがして、眠くなってきました。
⑦点眼麻酔からの待機
スタッフさんが瞳孔の開き具合を確認し、OKが出てしばらくすると、手術室に移動します。
荷物を預け、手術着を羽織り、帽子をかぶらされ、はみ出てる髪の毛をテープで止められ、なんかそれっぽくなってきます。
そのまま待機部屋へ案内され、リクライニング椅子に寝かされ、待たされます。
10分かそのくらい、ソワソワ待っていると、「お待たせしました」と呼ばれて、点眼麻酔されます。これも別に痛くもしみたりもなし。
薬を飲んでいなかったらもっと緊張していただろうけども、なんだかぼーっとした気持ちで、そのまま手術室へ。
⑧手術中の体感
手術室に入るとまず「寒!!」と思いました。今まで手術を受けたことがないのでわかりませんが、汗かかないように衛生のために温度低めに設定されてるのかな?
そのまま手術台に寝かされます。
そのまま目を器具で固定され、自分では目の開閉が出来ないようになります。別に痛くはないけど、体に変な緊張が走ります。
とにかく手術の明かりでめちゃくちゃ眩しく、目はつぶれないし、(やばい、まぶしい…やばい…目が閉じられない…)と混乱。
いやいやいや、まだ視界見えてるよ、術中見えないって聞いてたぞ!?器具とか見えたらめっちゃ怖いじゃん。
とパニクっていたら、
とバシャバシャに目の中に水をかけまくられ、視界はぼやけ、プールの中で目を開けているような視界になります。
左目から行い、なんというか触られている感覚や、圧迫されているような感じはあるものの、特に痛くはなく。
ただ、なにかされているたびに視界の波が動き、光が動き、水はぶっかけられ、眩しさはだんだんそこまで苦しくなくなってくるものの、視界がうるさい感じでした。
手術中は手術のライトを見つめていないといけないのですが、視界がぼやけているせいでどこを見ているのかも怪しく、「もう少し下かな」「もうちょっと目を上にできる?」と何度も言われ調整するのにも忙しかったです。
なぜか右目はちょっと痛かった
そうこうしていると片目5分程度で終わり、終わった…解放された…と思っていると、
目が2つついていることに人生初めて絶望。
そして同じことを繰り返すのですが、なぜか右目は左目よりもじわっと痛い瞬間がありました。
耐えられないほどではないかな…くらいだったので、痛いと申告はしなかったのですが、(うっなんかチクとっとする…)みたいな瞬間が何度かありました。
ただ、左目を終えているので、(このくらいの時間なら耐えられるか…麻酔追加するよりも早く終わってほしい…)という心境でした。
⑨手術後に休憩して診察、帰宅
そのまま手術が終わり、手術着を脱がされ。なんと待合室で放置待機。
なんも見えないし、じんわり痛いし、疲れてだるいし、手術前のリクライニングで休ませてくれよ…と思いました。
このへん、術後はベッドで寝かせてくれる病院もあるようですね。待合室の椅子で座ってるの、結構キツかった。寝たい。寝かせてくれ。。
30分くらい待機し、術後経過を医師が観察し、問題なくそのまま返されました。
注意:術後はなるべくタクシーか迎えに来てもらうべし
術前、看護師さんに「手術は自力で帰れますか?」と聞いたら、「皆さん一人で歩いて帰ってますよwお迎えは未成年くらいですかね。」と言われてました。
でも、術後の経過で人によるかもですが、絶対に迎えに来てもらうか、タクシー呼んで帰った方がいいです。
私は目からの出血で、術後深い霧のなかにいるような視界でほとんど何も見えず(手術中の出血はよくあることらしい)。
しかも、車で迎えにきてもらったのですが、車内でだんだんと頭痛が酷くなり、家に帰るころには痛すぎてもう寝ることしかできませんでした。
お腹はすいていたのですが、見えなくて自分でうまく食べられないし、起きてると頭痛いしで、頭を横にしながら家族に食べさせてもらうという有様でした…
※耐えられないほど酷い頭痛の場合は眼圧上昇の恐れがあるため、即病院に行ってください。少しの頭痛ならよくあることだと説明されました。
これ本当に明日見えるのか…と思いながら寝ました。
~術後の生活~
術後の生活は、病院によって微妙に制約期間が違うようですが、受けた病院では以下のようでした。
⑩翌日の見え方と事後検査
翌日。
よくある宣伝文句:「すごい!起きたらはっきり見える!!
」実際:「は?霧がかかってロクに見えんのだが 」
多分内出血具合によるんでしょうね。私はぜんぜん見えませんでした。白いモヤモヤがひどい。常に深い霧。
このモヤモヤはだんだんと薄くなり、1週間するとほぼなくなりましたが、結構居座りました…
翌日頭痛は消えていましたが、スマホやらを見ていると頭痛が発生するので、ほんと何もできませんでした。
翌日の検査に行くと(自力で行けず車を出してもらった)、
と薬追加。手足がしびれる副作用が出ました。びっくりしたので事前に副作用教えとけと思いました。
⑪術後1週間がけっこうつらかった
私は長期連休の前に手術したのですが、それが大正解でした。
ICL手術翌日から仕事とか絶対無理だった
術後の生活では「デスクワーク」が翌日からOKになってますが、私は無理でした。
モヤモヤでパソコン画面見えないし。注視すると目が異様に疲れるし。頭痛もするし。
というか保護メガネがダサすぎて人に会うの無理。
髪洗えないのも地味につらかった
4日目まで髪が洗えないので、2日おきに美容室にヘッドスパしてもらいました(シャンプーだけでもそう値段が変わらなかった)。
毎日じゃないのはただケチっただけですが、かゆかったので本当は毎日行きたかった。1回2~3千円4日間、まあまあな出費です。
顔も洗えないので、蒸しタオルで拭いてました。
毎日の点眼がくそ不味い
術後は3種類の点眼薬(ステロイド抗炎症薬・非ステロイド抗炎症薬・抗菌薬)を1日に計2~4回さします。
これがまぁ不味いのなんのって。
事後検査が1週間のうちに3回もある
手術後の検査は、翌日、3日後、1週間後、1か月後、1年後(あとは1年ごと)です。
毎回機械で目の検査と視力検査、医師の診察があります。
目にプシュっと空気当てられる機械にはもう慣れました(あれだいたい皆嫌いだよね)。
頻繁に通わないと行けないので、遠い病院を選ぶと後々結構めんどうだと思います。近いは正義。
神経質な人はICLをやめた方がいい?ハロー・グレアが思ったより気になる
光の輪が見えるハロー・グレア。
2週間経った今は、まだ結構気になります。
夜に自転車で街中を走ると、光の輪っかがポワーンと目に飛び込んできます。
いずれ気にならなくなるとは言われているけども、これが無くなるわけではないので、暗くて、光のある場所で仕事するような人(バーとか、イルミネーションとか?)や、夜にバイクや車で走る人には、結構支障でるんじゃないの?と思います。
⑫2週間後の見え方→だいぶクリアになった
2週間経った今、もやもやもなくなり、クリアに見えています。
「朝から裸眼で見える…!」というより、「朝から違和感ないコンタクトレンズが入ってるなぁ」という感覚。
実際その通りなんだけども、まだまだ、自分の目という感覚がないです。
結論:やって後悔はなし。デメリットは手術後1週間の不便さ
例えば、朝眼鏡するまで何も見えない不便さ。コンタクトを取ったりつけたりする手間。
コンタクトにホコリや猫毛がすぐにひっつき、目が痛いうっとおしさ。コンタクトを変える煩わしさ。
コンタクトしてちょっと仮眠したいとき、外すとまたつけるのもったいないし、でもこのまま寝るのも目がかっぴかぴになるし…みたいな迷いとか。
少し外に出たいけど、コンタクトするにはもったいないし、眼鏡では人に会いたくないし…とか。
コンタクトを買い足す手間とか。
そういった眼鏡やコンタクトに振り回されている毎日から解放され、思ったよりもずっとストレスが減ったなと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました!