※個人を特定できないように少し改変しています。
渦中にいると、親のルールが正しいものとして過ごす時間が多いため、どうしても、自分がつらい気持ちは実は大したことじゃないのかも、とか、もっとひどい人に比べたら自分なんて、と自分を否定しがちです。
毒親に悩むみなさんが、自分だけじゃないんだな、辛いと思っていいんだなと思っていただけたらと思います。
暴力・暴言を浴びせられた
- 毎日、「父親に似てぶさいくね」「鼻が低くてみっともない」など容姿をけなされた
- 「お前なんて生まなきゃよかった」「あなたといてもつまらない」など存在を否定され続けた
- 親の機嫌次第で、気に入らないことがあると殴られた
- 友達を連れてくると、「あんたなんかと遊ぶなんておかしい友達だね」「あなたは友達に好かれていない」などと言われた
- 結婚した時、「お前を選ぶなんてろくでもないに決まっている」と相手も自分も否定された
私の場合は、9割暴言、1割暴力だったので、
毎日が容姿を否定される言葉、存在を否定される言葉のオンパレードでした。
容姿についてはひととおりけなされ(親の遺伝子なのに)、お前のせいで私は不幸なんだとか、冷蔵後の食糧を食べただけでごくつぶしと言われたり、暴言が通常運転でした。
思い通りにならないと平手打ち、おなかを殴られることも、首を絞められたこともありました。
価値観を押し付けられた、過度に口出しされた
- 大学に行かないやつは人間失格だ、あの子は団地住まいだから遊んじゃ駄目、など親の価値観を押し付けられ、強制された
- 進学、就職、住まい、結婚など、あらゆることに「あなたのため」と口出しされ、従わないという選択肢がない
金銭的な援助や、身の回りの世話を頼んでいないのに一方的に与えられ続けたり、
進路や就職などの本来子供自身が考えるべき大事な場面でも、子供の意思に関係なく勝手に決められてしまうなどがあげられます。
少しおせっかいなだけな親との決定的な違いは、そこに子供の意思が関係なく、拒否すると人格否定的されるということにあります。
私の場合は、あなたのためにという拒否権ゼロの言葉のもと、月何万もするプロ養成のための習い事に通わされたり、
親が低学歴だったコンプレックスから、医者か弁護士にならないならお前はゴミだと言われたり。
「私を操り人形だと思っているのか」と聞いたことがあるのですが、「不出来な操り人形で私は不幸だ」とか言ってましたね(どうしようもないですね!)。
兄弟姉妹と比較、差別された
- 兄弟(男性)には甘かったのに、女の自分には厳しいをしつけを強いられた
- 妹は可愛がられ、おもちゃや楽器など好きなものを買い与えられていたのに、姉の自分にはめったに与えられなかった
「あの子は本当にだめな子」という人間を一人作ることで、その他の人たちで団結することは、いじめの構造と同じです。
決してあなたが兄弟姉妹と比較して劣っているわけではありません。
両親の不仲を見せられて育った
- 両親の仲が悪く、喧嘩を見せられたり、お互いの悪口を聞かされたり、「お前はどっちの味方だ」と責められたりした
- 両親の仲が悪く、離婚したいのにできないのはお前がいるからだと責められた
子供に依存したり、子供を責めることで、夫婦の問題を無意識に追いやって逃げているから、こういうことが起こります。
繰り返しますが、親同士の問題に、子供は関係ありません。
両親自身の問題を、子供になすりつけているだけです。
夫婦仲が悪いのに一緒にいることは、子供にとっては離婚よりも最悪です。
育児放棄された
- 親は夜遅くまで飲み歩いており、小さいころから夕飯も寝るときも一人だった
- 小さいころから夕飯はいつも自分で用意し、インスタント麺を食べていた
典型的なネグレクトです。
親自身が誰かほかにサポートを頼むとか、忙しいけれど子供の精神的ケアは欠かさないとか、そういった視点のない親がこれに当てはまります。
小学校の友人がまさにこんな生活をしていました。
片親で、親の仕事事情はよく知りませんでしたが、夕飯はいつも机に置いてあるカップ麺を食べていたようです。
いつ遊びにいっても親を見かけたことがありませんでした。
寂しさやストレスからか、学校を抜け出してしまうこともあり、問題ばかり起こしていました。
まとめ
これらを読んで、当てはまるところはあったでしょうか。
自分はこれで傷ついていいんだ、おかしいと思っていいんだと思っていただければ嬉しいです。
以上、お読みいただきありがとうございました!